KEGG MEDICUS
ヒトゲノム計画を契機としたハイスループット実験技術の進歩と大量データの生産、それに伴う様々なデータベースの整備により、ライフサイエンスの広範な分野で研究の新展開が生まれています。しかしながらこれらの恩恵は国際的に見ても未だ研究者コミュニティに限られており、一般社会にまでは到達していないのが現状です。我々は KEGG プロジェクトの発展形として、トランスレーショナルバイオインフォマティクスの概念の下に、研究者側には研究成果を社会的価値につなぐためのリソースを、一般社会の人々には、病気や薬に関する科学的知識の活用を促進するためのリソースを開発・提供しています。
トランスレーショナルバイオインフォマティクス
| 対象 | 役割 | 例 |
| 研究者 | 研究成果を医療の現場で活用するための バイオインフォマティクス技術を提供 | 個別化医療 ドラッグディスカバリー |
| 一般の人々 | 医薬品や疾患の科学的理解を深めるための バイオインフォマティクスリソースを提供 | 参加型医療 セルフメディケーション |
ゲノム情報に基づく疾患・医薬品・環境物質データの統合
本研究開発では、疾患・医薬品・環境物質など社会的ニーズの高いデータを、ゲノム情報を基盤とした生体システム情報として統合し、最先端の研究と一般社会との架け橋となる統合データベース
KEGG MEDICUS の構築を行っています。具体的には疾患や医薬品に関する分子ネットワークの知識を集約した KEGG DISEASE と KEGG DRUG を中核に、日本と米国の医薬品添付文書を統合した KEGG MEDICUS 医薬品情報、および日本の標準病名を統合した KEGG MEDICUS 疾患情報を開発し、研究者コミュニティには研究成果を創薬・医療等の応用分野で活用するためのリソースを、一般社会には病気や薬に対する科学的理解を深めるためのリソースを提供しています。
KEGG MEDICUS はバイオサイエンスデータベースセンター統合化推進プログラムの支援で開発・運用されています。