分子生物学の進歩がもたらす大量かつ多様なデータは、これまでのような文献データベース、あるいは核酸・タンパク質分子の配列や立体構造に関するファクトデータベースといった、単純な形では対応できなくなってきています。本シンポジウムでは、新しいデータベース技術やネットワーク技術を適用して、分子生物学の知識を体系化する試みを紹介します。同時に年会期間中、本シンポジウム会場に隣接して、最新のデータベースシステムのデモと簡単な利用講習を行います。インターネット接続された Macintosh を一般に開放しますので、データベース検索や電子メール等にご利用ください。

日時：1994年12月13日(火) 9:00〜12:00
場所：神戸国際展示場Ｉ会場
世話人：金久 實、中井謙太

9:00 - 9:20　タンパク質の細胞内局在シグナル知識ベース
　　中井謙太 (基生研)
9:20 - 9:40　BRITE: Biomolecular Reactions for Information Transmission and Expression
　　金久 實 (京大・化研)
9:40 - 10:00　遺伝子ネットワークデータベースシステムの開発
　　久原 哲 (九大・農)
10:00 - 10:20　Ligand Chemical Database の構築
　　須山幹太、西岡孝明、秋山 泰、小田順一 (京大・化研)
10:20 - 10:50　SWISS-PROT and PROSITE, Current Developments with an Emphasis on Genome Sequencing and New Network Access Tools
　　Amos Bairoch (Geneva)
10:50 - 11:10　モチーフ辞書利用システム SMART
　　荻原 淳 (東大・医科研)
11:10 - 11:40　An Integrated Database of Biological Sequences, Scientific Literature, and 3-D Structure
　　Steve Bryant (NCBI)
11:40 - 12:00　WWW を利用した統合型データベース検索システム
　　秋山 泰、金久 實 (京大・化研)