高橋永一
目標
この研究では、遺伝子あるいは染色体特異的DNAマーカーを染色体上に位置づける(細胞遺伝学的地図作製、マッピング)ことを目的とし、
今後はその他の染色体についても、同方法によりマッピングを行います。また、多色>FISH法やCCDカメラなどの新しい技術を導入して、より詳細な地図を作製する予定でおります。そして、これを基にして遺伝子の単離を試みます。
図の解説
ヒト3番染色体特異的コスミドクローンをマップした例。矢印はRーバンド上のシグナルを示します(右図)。 左図はその細胞遺伝学的地図、番号はクローンの番号を、バーはその位置を示しています。
高橋永一:蛍光in situ ハイブリダイゼーション(FISH)法によるマッピング.(1992)実験医学別冊「細胞工学ハンドブック」111ー114
山川和弘、高橋永一、中村祐輔:ヒト第3番染色体のマッピングと疾患遺伝子単離への応用.(1993) 蛋白質核酸酵素増刊 「ゲノム解析研究」 38、215ー227
高橋永一、堀雅明:Direct R-banding fluorescence in situ ハイブリダイゼーション法によるヒトゲノムマッピング.(1993)蛋白質核酸酵素増刊「ゲノム解析研究」38、551ー557