[用語解説]

YAC

酵母人工染色体(Yeast Artificial Chromosome)、略してYACは、酵母染色体の分離と増殖に必要な構造を持つDNAを利用し、50万塩基対を超えるような長いDNAのクローニング化が可能なベクターです。一つのクローンが持つDNAが長くなることにより、少ない数のクローンでかなり大きな領域をカバーすることができます。YACを利用することにより、はじめてヒト21番染色体のほぼ全域をカバーする地図が作られました。